そしゃくは脳のジョギング

毎日新聞 2012年8月30日夕刊 「Dr.白澤 100歳への道」から

『そしゃくは脳のジョギング』

オランダで115歳と62日生きた女性の解剖結果が、医学雑誌に公表された。
それによると、驚くべきことに、脳には老化の兆候が全くなく、記憶をつかさどる海馬の萎縮も認められなかった。彼女は、毎日の食卓にニシンを欠かしたことがなかったという。
ニシンに含まれている不飽和脂肪酸はオメガ3脂肪酸と呼ばれ、うつを予防し認知機能を改善する効能があるブレーンフードと呼ばれている。ニシンは噛み応えがあるので、彼女は毎日、何回もかむことが習慣化していた。

最近、そしゃくそれ自体に認知機能を保つ働きがあることが明らかとなった。
神奈川歯科大学の小野弓絵准教授は、被験者に2分間チューインガムをかませた後、機能的磁気共鳴画像化装置(fMRI)を使って脳の活性化部位をみると、高齢者では記憶をつかさどる海馬の活動領域が拡大していることが分かった。
実際に、高齢者と若者にガムをかみながら記憶テストを受けてもらうと、若者ではかんだ時もかまなかったときも正答率に差がなかったのに対し、高齢者はガムをかむことによって正答率が優位に上昇したのだ。
そしゃくを習慣化している人は認知機能が保たれる理由のひとつが解明された。

つまり、そしゃくは高齢期に低下する感覚入力を補い、さび付いた神経回路を活性化する“脳のジョギング”のようなものなのだ。わざわざ出かけなくても、食事でできる“ジョギング”なのだ。
 (白澤卓二・順天堂大大学院教授)
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熱中症対策に牛乳を

熱中症対策に週60分の運動と牛乳が効果的
(日経トレンディネット2012年08年17日)

<信州大学大学院医学系研究科の能勢博教授の話>

熱中症の対策に、ややきつめの運動の直後にコップ1杯の牛乳を飲むことだ。

「人間は常に体内で熱を作っていて、体温が高くなると、血液が熱を身体の中心部から表面へと運び、皮膚から放散します。さらに、血液の中から水分から汗を作り出し、体外で蒸発させ、熱を下げようとします。ところが、血液の量が少ないと、これらの体温調節機能が下がり、熱が身体の中にこもります。これが熱中症です。


では、どうすれば熱中症を防げるのか。
「体温調節能をあげること。すなわち、血流量を上げることです」

「人間の体は車と似ています。筋肉は動かせば発熱するエンジン、血液がラジエータ(放熱装置)の熱媒体に当たります。」
「回転数の高いエンジンを長時間使用すれば、発熱量も大きくなります。なのに、血液量が少なければ、すぐ熱中症になります」これはラジエーターの能力が低いと、エンジンがオーバーヒートして壊れるのと同じ原理だ。

「ですから、スポーツ選手の場合、必然的にラジエーター機能を果たす血液量が普通の人よりも多くなります。例えば、シドニーオリンピックのマラソン金メダリストである高橋尚子さんのようなトップアスリートでは、普通の女子大生の倍近くの血液量を持っていると考えられます」

 血液量を増やせば、熱中症にかかりにくい身体になるわけだ。

では、どうすれば血液量を増やすことができるのか。能勢教授は「週に合計60分、息が弾むくらいのややきつめの運動をして、その直後、コップ一杯の牛乳を飲むだけで、血液量は格段に増えます」と断言する。その言葉の背景には、実験結果による裏付けがあった。

牛乳にはバランスよく必須アミノ酸が含まれている。

牛乳のホエイたんぱく質は非常に早く消化吸収され、必須アミノ酸のバランスが満点である。
骨や血液、筋肉を作るのに必要なタンパク質は、20数種類のアミノ酸によって合成される。このうち、体内では作ることができず、毎日の食事から摂取する必要のあるアミノ酸を必須アミノ酸と呼ぶ。

激しい筋トレやランニングなどの運動すると最初は糖質がエネルギー源として利用されるが、やがて、身体は自らのタンパク質を分解し、エネルギーとして使い始めるため、筋肉の損傷や筋力の低下につながってしまう。それを防止するために、運動時に必須アミノ酸の多い牛乳を摂取すれば、補うことができ疲労回復、熱中症の予防になる。

認知症予防に、緑茶や米ぬか

毎日新聞2012年8月23日(木)夕刊から

「Dr.白澤による、100歳への道」
認知症予防に期待

アルツハイマー病は難治性の認知症で根本的な治療法が確立されていない。しかし最近、食品の中の機能性成分でアルツハイマー病を予防できる可能性を示唆する研究が進み、認知症予防に期待が持たれている。

 佐賀女子短大の長谷川亨名誉教授は、緑茶を飲んでいる人にアルツハイマー病が少ないことに注目し、緑茶を飲んでいる人はホモシステイン酸という神経毒性物質の血中濃度が低いことを発見した。 
ホモシステインは別名「悪性アミノ酸」と呼ばれるアミノ酸の一種 で、酸化ストレスが加わることによって毒性を持つホモシステイン酸に変わる。高齢期になると、腎臓からのホモシステイン酸の排泄が悪くなり、血中濃度が上昇してくる。そこで、長谷川名誉教授は6人の認知症患者にお茶の葉を食事に加え1ヶ月間摂取させたところ、血中ホモシステイン酸の濃度が下がり認知機能が明らかに改善したのだ。

国立病院機構菊池病院(熊本県合志市)の木村武実臨床研究部長が注目したのは米ぬか。

米ぬかから抽出された天然ポリフェノールのフェルラ酸に認知機能の低下を抑える効果があることを実証した。
 フェルラ酸と食用ハーブであるガーデンアンゼリカ抽出物を成分とした栄養補助食品(サプリメント)に妄想、幻覚、夜の徘徊などの行動異常を抑える働きがあることも報告された。
この”米ぬかサプリ”に認知症の厄介な症状を緩和する効果があるというわけだ。テレビ番組「ズームイン、朝!」の英会話コーナーで人気を博したタレントのウイッキーさん(71)は一時認知症になりかけたが、”米ぬかサプリ”を飲用して仕事に復帰したという。
 ホモシステイン酸を抑える緑茶、フェルラ酸を含む玄米といった日本古来の食材はあなどれない。
 (順天堂大大学院教授)

健康食品で、健康悪化

8月23日NHK「アサイチ」

健康食品で、健康悪化することがある。

健康食品や、サプリメントなどの取り合わせで、かえって健康が悪化する場合がある。

ホームページ「健康食品の安全性と有効性情報」(独立行政法人国立健康・栄養研究所)
https://hfnet.nih.go.jp/
こちらでよく調べてから、利用しましょう。

脳が錆びる?・・・夏ばての原因

8月21日「みんなの家庭の医学」から。

夏ばての原因は、脳が錆びるから。

脳が、錆びるのは、活性酸素が原因

「活性酸素」といえば、しみそばかすなど老化の原因物質だが、自律神経中枢の細胞も錆びさせて行くのだと言う。錆びたところが増えていくと、自律神経中枢の機能も低下して、ふらつき・めまい・だるさなど全身の不調が現れるそうだ。

紫外線が一番、脳を錆びさせる。

紫外線をなるべく避けたほうがよいので、室内でも日が差し込む窓際にも注意。
目からの紫外線も避ける。
日中、日傘を差すときは、低めにしてなるべく紫外線が入り込むのを防ぐ。

夏ばて予防の食事

鳥の胸肉とビタミンCをとる。
胸肉50gぐらいを使った料理を、朝食にとるとよい。

精神と肉体を健康に保つのは高コレステロール?

Goo のニュースから「健康リスクを回避する、食肉生活のススメ」


コレステロールが高いと「うつ」が減る?
“健康で長生きしよう”と考えたときに、野菜中心の粗食生活をするのは間違いで、肉や魚、野菜、穀類とバランスよく食べることが重要となる。特に肉には細胞をつくるうえで欠かせない、豊富なたんぱく質や「コレステロール」を含み、積極的に食べるようにしたい食材の代表だ。

しかし、コレステロールが増えると病気になりやすいのでは? と考える人が大多数の日本。日本応用老年学会理事長で医学博士の柴田博教授は、そもそも「コレステロール=悪」という考え方が間違いだという。

「肉類や食用油に含まれる脂肪分を摂りすぎると、血中コレステロールが増えて病気になりやすいという短絡的な発想をする人がいますが、それは油脂を摂取しすぎている欧米での話。日本人はそもそも摂取量が少ないのですから、気にしすぎるのも考えものです。というのも、うつやがんのリスクが少ないのは、コレステロール値が高い人なのです」

日本人の死亡原因の第一位はがん、そして若い人を中心にうつ病になる人も増えている。この解決のカギを握るコレステロールとは一体何なのだろう?

「コレステロールは、私たちの骨、筋肉、内臓などの細胞膜をつくるのに欠かせない物質。これが不足すると細胞膜が弱くなり、ウイルスに感染しやすくなったり、血管が弱くなって脳血管疾患(脳出血)などを起こしやすくなったりします。昭和40年代以降、脳出血で亡くなる人の割合が減ったのは、肉、牛乳、卵などが食卓に浸透し、一般的によく食べられるようになったからです」

コレステロールは精神の健康を保つうえでも欠かせない。柴田教授が65歳以上の男性195人に行った調査によると、コレステロール値が高い人のほうがうつが改善したという。

「65歳以上の195人の男性の血中総コレステロール値を測り、“低”“中”“高”の3つのグループに分けて、4年間にわたってうつの進行度を調査したのですが、コレステロール値が高い人ほど改善が見られました。それは、脳の細胞膜のコレステロールが低下すると、感情を安定させる神経伝達物質であるセロトニンを取り込めなくなるから。うつや自殺を誘発するのは、コレステロールが低いことと関連が高いといえます。また、高齢者の場合、うつ状態が進んでくると認知能力が低下し、認知症のリスクも高くなります」

肉は、それらの問題を解決する栄養素を多分に含んでいる。加えて、肉はセロトニンに合成されるトリプトファンを取り込めるだけでなく、体内で消化されると至福感をもたらすアナンダマイドという物質に変化するアラキドン酸を含む。

「お肉を食べると、満足感を味わったり幸せになったりしますよね。これはアナンダマイドの働きであるともいえるのです。だから、肉体面だけでなく、メンタル面でも肉は不可欠と言えるのです」

“年を取ったから脂っこいものはやめて粗食にする”というのは、実は危うい考え方かもしれない。肉ばかりではダメだけれど、そんなことを意識においてすべての食材をバランスよく食べ、健康づくりを心がけていきたい。

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柴田博(しばた・ひろし)
桜美林大学大学院老年学研究科教授/日本応用老年学会理事長
1937年北海道生まれ。北海道大学医学部卒、医学博士。東京大学医学部、東京老人医療センター、東京都老人総合研究所を経て、現桜美林大学名誉教授、人間総合科学大学保険医療学部教授、日本応用老年学会理事長。著書に『肉食のすすめ』(経済界)など多数。

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(前川亜紀=文)

健康長寿の秘密

8月14日放送の「みんなの家庭の医学」から。

県別の調査内容から、検証する。

●「便秘の1番少ない県~青森県」

1、青森県で、よく食べられているものは?~~漬物  
  漬物~ラーメン屋さんに行くと、漬物は食べ放題が当たり前。
  ほとんどの家庭が、自家製漬物を作っている。
  毎食、漬物を食べ、こどもも、つけものをよく食べる。

**漬物は、発酵食品で、植物性乳酸菌は、動物性乳酸菌の2倍効果がある。
  納豆も、植物性の発酵食品。
  乳酸菌が、腸の働きをよくし、便秘になりにくい。

2、早寝、早起き

3、朝風呂を入る。
  青森県の銭湯は、日本一多くて、ほとんどが温泉になっている。早朝から開いている。

4、朝食を食べる。
  朝食を抜く人は、全国平均の半分ぐらい。

**これらの生活習慣が、自律神経を整えて、腸の働きがよくなり、便秘になりにくい。

**大都市ほど、ストレスが多いので、便秘になる人が多い。

沖縄料理で、夏を乗り切る

8月8日「はなまるマーケット」から。

『夏を乗り切る沖縄料理』を紹介。

1.豚肉     (ビタミンB1、B2 が疲労回復によい)
2.たっぷり野菜 (カロチンとビタミンC が体調を整える)
3.カツオ節   (疲労回復や、疲れにくい成分が多い)
4.シークヮーサー(ビタミンC、クエン酸が疲労回復に効果)

これらを、組み合わせて作った料理を紹介。

●ちゃんぽん  レシピ

●やっかん汁 レシピ

●油味噌 レシピ

●イカのシークヮーサーみそ和え レシピ

●ポークソテーのシークヮーサーかけ レシピ

アンチエイジングは、背中から

背中美人は、老化防止。

「はなまるマーケット」の8月1日『とくまる』放送分から、抜粋。

「ムダ肉撃退!背中のアンチエイジング」

・前かがみの姿勢になると、背中の筋肉を使わないから、さらに丸くなります」
 新宿海上ビル診療所:北村大也副院長のお話。

・背中美人のキーワードは、「肩甲骨」

・肩甲骨を内側に引き寄せると、前傾姿勢の改善になる。

・背中たるみの原因は、
  前かがみの姿勢⇒肩甲骨が開く⇒筋肉が衰える⇒背中のたるみ

●タオルを使って、エクササイズの実演

  1つは、タオルを肩幅に開いた両手に持って、片方ずつ肘を後ろに引っ張る。

  もう1つのエクササイズは、肩甲骨を最大に開いてから内側に寄せる。 
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