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糖尿病予備軍と認知症について

2012年12月6日毎日新聞夕刊から~「Dr.白澤 100歳への道」

糖尿病予備軍と認知症

糖尿病がアルツハイマー病の危険因子の一つであることは以前、紹介した。それでは糖尿病を発症する前の糖尿病予備軍の人はボケやすいのであろうか?
九州大・環境医学分野の清原裕教授は福岡県久山町に住む60歳以上のアルツハイマー型認知症ではない高齢者1017人を対象に、15年間追跡調査をした。その間、232人認知症を発症した。調査の結果、耐糖能以上すなわち糖尿病予備軍の高齢者は、正常高齢者に比べてアルツハイマー病の発症率が60%、糖尿病患者を含めると73%上昇していることが分かった。清原教授は「食後の高血糖は神経細胞に酸化ストレスを発症させ、アルツハイマー病を促進している可能性がある」と分析している。

高血糖が神経細胞にストレス

一方、東京医科大老年病科の羽生晴夫教授は、同大学病院の糖尿病外来を訪れた糖尿病患者で認知症とは指摘されていない65歳以上の240人に対して、認知機能の検査を実施した。その結果、糖尿病外来患者の5%が認知症と診断され、32%に認知層の疑いがあった。
されに羽生教授はピオグリタゾンという経口糖尿病薬に注目。軽度の2型糖尿病を合併した早期アルツハイマー病患者42人に2年間ピオグリタゾンを投与し、認知機能に及ぼす影響を観察したところ、ピオグリタゾン投与群は2年経過しても、非投与群に比べて認知機能が保たれていた。

 厚生労働省の推計によると全国で認知症患者は30年後に800万人~1000万人になると推計されている。
神経細胞における糖代謝異常の是正に新たなボケ防止の戦略になるかもしれない。

(白澤卓二・順天堂大大学院教授)
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