ケトン体ダイエット

2013年2月28日毎日新聞夕刊記事~Dr.白澤「100歳への道」

ケトン体ダイエット~~高血糖にならないから眠くない

ケトン体ダイエットとは、通常1日に200~300グラム摂取している炭水化物の摂取量を20~40グラムに制限し、糖質の変わりに脂肪をエネルギーとして使うダイエット法である。
米国のロバート・アトキンス博士が考案したダイエット法を改良したものだ。

糖質を減らすと、代わりに体内の脂肪が分解され肝臓でケトン体が作られ、脳や筋肉がケトン体をエネルギーとして使うようになる。結果として、体内の脂肪を燃焼しやすい状態となり体重が減るという理論だ。ただ、ケトン体が増えると体内が酸性になり、長く続けると体に良いばかりではないとの説もある。特に糖尿病のうたがいのある人は医師と十分に相談すべきだろう。

ケトン体ダイエットを試したある30歳代の男性は、血液中のケトン体が通常の約100倍になったが、体調を崩すことなく減量を達成できた。減った体重は1ヶ月で9.2キロ。ただ、減量以上に喜ばれたのは、食後に眠くならないことだった。

昼ごはんを食べた1時間後ぐらいに急に睡魔に襲われる人は多いだろう。これは昼に摂取した糖質による効果なのだ。丼ものや麺類などの炭水化物を食べると一時的に血糖が上昇しテンションが高まる。その後、高血糖に反応してインスリンが作用し血糖が急降下し、この時、激しい睡魔におそわれる。血糖が急降下すると気分がイライラして、時にキレたり、意識レベルが低下することもある。これらの症状は食事の糖質とそれに反応するインスリンの作用だ。

ケトン体ダイエットだと糖質を制限するため、高血糖にならずインスリンが作用せず、食後に眠くならない。午後の会議でこっくり、こっくりという事態は避けられそうだ。

(白澤卓二・順天堂大大学院教授)
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