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ポリフェノールに寿命を延ばす効果

2013年5月2日毎日新聞夕刊記事~Dr.白澤「100歳への道」

医者いらずのリンゴ

昔から「1日1個のリンゴは医者いらず」というが、最近、リンゴの健康長寿効果に関する分子メカニズムが解明され話題を呼んでいる。
 3月に開催された日本農芸化学会年次大会で、アサヒグループホールディングの砂川忠広研究員が、リンゴの皮に含まれるポリフェノールに動物の健康寿命を延伸させる効果があると発表した。
砂川研究員はリンゴ農家が果実を大きくするために間引いた「若摘みリンゴ」の皮の直下のポリフェノール濃度が高いことに注目。この若摘みりんごのポリフェノールの成分を調べたところ、主成分は日本茶に含まれるカテキンが重合(二つ以上の分子化合物が結合して別の化合物を生成する反応)することによってできる化合物「プロシアニジン」であり、重合化することにより抗酸化力が増強していた。

さらに線虫という体長1ミリほどのモデル動物に若摘みリンゴのポリフェノールを作用させると、線虫の寿命が延びた。一方、今話題のサーチュインという長寿遺伝子のスイッチがオンしない変異線虫ではリンゴポリフェノールを作用させても寿命延伸効果は観察されなかった。

この実験からリンゴポリフェノールの作用はサーチュインという長寿遺伝子に働くことが証明された。
カロリー制限によってサーチュイン遺伝子をオンできることは既にわかっており、カロリー制限せずにサーチュイン遺伝子をオンにする食材が待望されていたが、ブドウに含まれるレスベラトロールに引き続きリンゴのポリフェノールにその作用が確認されたわけだ。
この報告でリンゴの「医者いらず」効果を担う分子が同定された。今後はサプリメントでリンゴポリフェノールを摂取することで、より効率よく老化のスピードを制御できる可能性が期待される。

(白澤卓二・順天堂大学大学院教授)

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